尿路結石症

突然、死ぬほど苦しい痛みが襲ってくることもある、尿路結石症。

尿路結石症というと、男性が発症するイメージをお持ちの方も
いらっしゃるでしょうが、最近では女性の患者も増えているようです。

尿路結石症は、カルシウムや尿酸、シュウ酸などが結晶化し、
排尿などで狭い尿管を通るときに、尿管をまさつし、尿路結石症特有の
刺すような激痛に見舞われます。

カルシウムや尿酸、シュウ酸などが結晶化する原因は、はっきりと解明
されていませんが、新陳代謝の低下や、水分不足などが原因で結晶化する
と考えられています。

尿路結石症の症状は、腹痛のほかに、排尿時の痛み、血尿、痛みで尿が出ない
などの症状があります。尿路結石症と診断された場合、結石の大きさにより、
治療法が変わってきます。

結石が5〜6mm以下の小さいものの場合、保存療法がとられます。
鎮痛剤や抗生物質を服用しながら、水分を多めにとり、自然に排尿とともに
出す方法です。

結石が大きく、自然に排尿とともに出てこないと判断された場合、
超音波で結石を粉砕させて、排尿とともに出す療法がとられます。

尿路結石症は予防が可能な病気です。
アルコールを控える(特にプリン体が多く含まれるビールなど)、
適度な運動を行う、塩分を控える、バランスの取れた食生活をおくる、
睡眠を良くとる、ストレスをためない、水分を多くとる等です。
これらを行うことで、尿路結石症はかなり予防ができるとされています。

自覚症状がでたら、痛みが悪化する前にきちんとした治療を受けるように
しましょう。