排尿時の痛み・女性の場合

女性で排尿時の痛みがある場合、膀胱炎かクラミジアなどの
性感染症の可能性が高いです。

特に、女性の尿道は男性と比べ3分の1の長さしかなく、膣や肛門にも
近いため、免疫力が低下したときなど、感染症にかかりやすいのです。

膀胱炎の原因は、主に大腸菌などの細菌による炎症です。

膀胱炎の患者の9割が女性で、女性がかかりやすい病気と言えます。
排尿時の痛みのほかに、頻尿、残尿感、血尿、白くにごった尿がでる、
下腹部の痛みなどがあります。

精神的ストレス過多・生理後・性行為後・過労・体調不良・ダイエット中
などにかかりやすい病気です。膀胱炎がひどくなると、失禁や血がそのまま
排泄されたり、痛みで動けなくなる場合もあります。軽度の場合、抗生物質を
2〜3日服用することで完治します。泌尿器科もしくは婦人科を受診しましょう。

性感染症の原因は、クラミジア・淋菌などがあげられます。
排尿時の痛みのほかに、おりものの増加、腹痛、外陰部のかゆみなどがあります。
性感染症は、放置すると、不妊症・早産・流産・子宮内膜症・卵管炎などを
引き起こす可能性もあります。また、女性だけではなく男性へも感染しますので、
注意が必要です。軽度の場合、抗生物質を2週間ほど服用することで完治します。
婦人科を受診しましょう。

膀胱炎も性感染症も市販薬が販売されてはいますが、素人判断で薬を服用しても、
原因が違う場合は効果がなく、症状が悪化してしまうこともあります。

病院をなるべく受診し、検査をするようにしましょう。