尿道炎

尿道炎は一般的に、男性がかかりやすい炎症です。

男性の尿道は、女性に比べ、約3倍から7倍の長さがあると言われています。
女性は細菌など感染原因菌が侵入しても、尿道が短いため、尿道ではなく
膀胱で炎症が起こる確率が高いため、尿道炎は一般的に男性に多い病気と
とされています。

尿道炎の大部分は、性感染症による尿道部の炎症で、淋菌やクラミジアなどが
原因で発症します。性交渉が原因で感染するものがほとんどで、尿道炎を放置すると、
尿道狭窄や、不妊症、膀胱炎や腎盂腎炎などを発病する危険性や、痛みで
日常生活がままならなくなったりすることがありますので、自覚症状に気づい
たらすぐ病院へ行きましょう。

尿道炎の主な症状は、排尿時の痛み、黄色や白いウミが尿に混じる、排尿時違和感、
尿道のかゆみなどが起こります。尿道炎が疑われる場合、まず尿検査を行います。
ウミが出ている場合、尿道内部のウミを細い棒で採りウミの検査も行います。
原因となっている細菌などに効く、抗生物質を処方してもらい、服用します。

尿道炎と診断された場合、尿道炎は感染症なので、パートナーの女性にもうつっている
可能性がありますので、婦人科を受診し、同様に検査を受けしょう。
女性の場合、感染しても気づきにくいため、重症化しやすいですし、男性が病院に
通って完治させても、パートナーとの性行為によって再び感染してしまう危険性も
あります。

尿道炎は自然治癒は期待できません。

原因を取り除くためにも、一刻も早く泌尿器科への通院をお勧めいたします。