排尿時の痛み・男性の場合
排尿時の痛みの原因はさまざまですが、男性の場合、
尿道炎もしくは、前立腺炎の可能性が高いです。
どちらも、男性の50%が一度は発症したことがあるようです。
排尿時の痛みの殆どは、尿道に炎症が起きた場合おこります。
尿道炎の原因は、ブドウ球菌・淋菌・クラミジアなどによる
感染により炎症を起しているのです。排尿時の痛み以外に、
排尿時の違和感、尿道の中のかゆみ、尿に黄色や白いウミが混じる
などの症状があります。感染原因のほとんどは、性交渉による
もので、放置すると尿道狭窄や、男性不妊症などの原因にも
つながります。
前立腺炎は、尿道から大腸菌・ブドウ球菌などが侵入し、前立腺で
炎症を起こしている事が原因です。20代から30代の男性の患者が多い
疾患の一つです。排尿時の痛み以外に、排尿後の痛み、熱、尿にウミが
混じる、頻尿、残尿感、腰周り全体の痛みなどの症状があります。
放置すると前立腺肥大症などの原因にもつながります。
どちらも、泌尿器科で診察してもらえます。
恥ずかしい、患部を見せたくないなどの理由で、病院へ行かずに
放置してしまう方も多いようですが、軽度の場合、問診と尿検査を行い、
薬の処方だけですむことも多いです。放置して、重症症状までおちいると、
薬だけでは済まなくなる可能性が高いです。
尿道炎も前立腺炎も、感染する菌が原因です。
パートナーが居る場合、パートナーに感染させてしまう可能性も
ありますので、早めに完治させましょう。